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体も心も健康になる、おいしい食生活の新常識「ギルトフリー」
- 2023.01.26
- 健康
仕事に育児に家事。毎日忙しい私たちは、人生100年時代と言われても健康的な食生活を今すぐ取り入れられるわけではありません。
しかし、健康とは体のことだけではなく、メンタルの状態も含まれます。子供や家族のために健康的な食事を作りたいと思っていても、それができないことで罪悪感を感じてしまう日もあるかもしれません。
今回はそんな罪悪感から解放される考え方のひとつである、「ギルトフリー」を紹介します。
ギルトフリーって何?
ギルトフリーとは、「ギルト(Guilt)=罪悪感」と「フリー(free)=とらわれない、自由」を組み合わせた「罪悪感を抱かない」という意味の言葉です。つまり、食事でいう「ギルトフリー」とは、食べても体に優しく、ストレスの少ないことを指します。
あなたは罪悪感を意識しながら食事をしたことがあったでしょうか。私たちは食事をしている時ではなく、食べ終わった後に「食べなきゃよかった」、「食べすぎちゃった」と、体の状態やメンタル面の変化から罪悪感を感じています。
ギルトフリーな食生活とは健康だけではなく、メンタルの面からも罪悪感のない食事を目指すため、そのような後悔がない食品や食材を選ぶことも重要になってきます。
ギルトフリーはいつからある?どうやって広まったの?
ギルトフリーは、2010年ごろから始まった比較的新しい考え方のひとつです。もともとオーストラリアで誕生した「ブリスボール」がギルトフリースイーツと呼ばれており、このスイーツが世界中で話題を呼んだことで「ギルトフリー」という言葉も一緒に広がりました。
お菓子は特に罪悪感を感じやすい食べ物のひとつであるため、ダイエットなどでも制限の対象になりやすい傾向があります。ブリスボールは無添加、シュガーフリー、グルテンフリーといった特徴があり、ギルトフリーの食品としても手本になる存在です。
日本でもギルトフリーという言葉が食品展示会などで見られるようになり、健康意識の高い人を中心に浸透し始めています。
罪悪感を感じる食事とは
食事に対する罪悪感は人それぞれ異なるので、はっきりと「この食事は罪悪感を感じます」とは言い切れません。しかし、一般的にはジャンクフードや高カロリーで栄養バランスが偏った食事などが罪悪感を感じやすい食事としてあげられます。
食事・食生活で感じやすい罪悪感の例
- 糖質過多・脂質過多な食品の過剰摂取
(砂糖が多く含まれたチョコレートやバターケーキなど) - 小麦粉や乳製品などの食品を連日食べている
- 遺伝子組み換え食品や添加物が多く含まれたものを食べる
(輸入されたとうもろこし、小麦、大豆、菜種などを原料にしたものなど) - 生産地が分からないような食材を食べている
- 間食を多く取った時
- 遅い時間帯に食事をした時
これらの食品を控えたり、食生活を改善することができれば理想的ですが、そうはいかないのが現実。手軽に作れるインスタントラーメンやレトルト食品は、さっとひとりで食事をするにも便利で、その代わりになるものをきちんと取ろうとするとギルトフリーに対するハードルが上がってしまいます。
「この食品はあまり健康に良くない」と思っていても、すぐに変えられるものではありません。
そこで考えたいのは無理せず少しずつ取り入れるという考え方です。ギルトフリーな食生活の第一歩は、食事の量を調整したり、原材料の質を見直すことから始められます。
難しく考えず、食べる前に罪悪感を感じにくいものが使われている選択ができるようになると、食べた後の気持ちが全然違ってきます。
罪悪感を特に感じやすい、お菓子と向き合う
甘くておいしいお菓子は、ギルトフリーと強い関係があります。お菓子はエネルギー補給だけでなく、精神的に安心したり、気分転換などにも効果的です。
しかし、極端に食べすぎたり、食事の代わりにお菓子を食べる、といった取り方はあまり体にいいものではありません。さらに、基本的にお菓子には砂糖が多く使用されているものが多数あります。
他にも小麦粉や添加物が含まれていることも多く、これを健康的なものにするだけで簡単にギルトフリーな食生活に近づくことができます。このような背景から広まったのが先ほど紹介したブリスボールです。
甘くておいしいものをたくさん食べても罪悪感なく、むしろ体にいいものをたくさん取っていると思うと、お菓子を食べてリフレッシュするだけでなくメンタル面の健康もイキイキとしてきますね。
もちろん、罪悪感を感じないリフレッシュできる量なら問題ありません。しかし、おやつに罪悪感を感じているなら改善する余地はありそうです。
罪悪感は環境にも影響する
ギルトフリーと聞くと食事にフォーカスされがちですが、実は環境も大きく影響しています。今日ではSDGsの考えからプラスチックの削減や環境保全に多くの企業が取り組んでいます。
食物由来のバイオマスプラスチックや、バイオマスインクはその代表的な例です。いつも買っている商品のパッケージがバイオマスインクになっているだけで、「少し環境にいい買い物をした」と嬉しい気持ちになりませんか?
食事をいきなり変えることは難しくても、そういった嬉しい気持ちが罪悪感を少しでも上回れば、それはあなたにとっての立派なギルトフリーのひとつです。
おいしいの上に成り立つ新たな健康
コロナウイルスの大流行で、健康に対する考え方が大きく変わった人もいるでしょう。料理をやってみて初めて気づくこともあるはずです。ギルトフリーな食事をするということは、罪悪感を感じないために食べる前からその選択が始まっています。
罪悪感の感じ方は人それぞれですが、健康的な食事は誰にでもある共通認識です。あなた自身が素直においしいと感じる中で、自分自身の体や子供や家族の健康に少しでもやさしい食事をとることができた、環境にいい選択をしたなど、ポジティブに感じる選択がギルトフリーへとつながります。
忙しい中で、食事の選択を前倒して考えるのは難しいかもしれませんが、考えなくても「これを選んでおけばOK」とひとつでも決めておくと楽にギルトフリーを取り入れることができます。
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ギルトフリーを取り入れたい方は、ぜひグリーンライン商品を使ってみてくださいね。